1980年代における外盤レコードの買い方

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      1986年ごろだったと思う。

    私たち一家は高千穂に住んでいた。
    宮崎県の県北の山間部に位置する小さな街だ。

    その頃は大きな買い物がある場合は、父の運転する車で、熊本市まで
    出てきていたものだった。阿蘇山麓の高森峠まで1時間ちょっと、

    それから熊本市内までは
    さらに1時間半以上はかかっただろう。

    そして、上通あたりで買い物して、高千穂では済ませられない用事
    を済ませ、日曜日の夜にかかりながら、
    また車で高千穂まで帰ってくるのだ。



    私は中学生になり立ての子供だったので、車の窓から見える熊本の町並み
    はとても都会的で、洗練された街に映ったものだ。

    今でも、訪れる度に思うのだが、
    熊本市内は独特の美しさがあって、そこは昔から変わらないのだろう。

    その日、いつものように買い物を済ませて、きっと家族で食事もしたり
    したのだろう。私はひとり、上通のアーケードにある外盤専門のレコードショップ
    へと向かった。

    そこで買ったのがこのレコードだったのだ。ELVIS COSTELLOの"MY AIM IS TRUE"
    エルビス コステロのデビューレコードだ。

    よく憶えていないのだが、きっとその頃から愛聴していた
    ピーターバラカン氏のラジオでかかったのだろう。

    ほかにも購入予定としてはTHE SMITHの"Meat Is Murder"や
    THE STYLE COUNCILの”My Favorit Shop”もあったはずだ。

    しかしこの日、購入を決めたのはこのELVIS COSTELLOだった。

    珍しく、大きめの荷物を抱えて助手席へと戻てきた私に、父が言った

    「レコード買ったのか? どれどれエルビスか、プレスリーだな..」
    「いや、父さん、これエルビス コステロって言うんだよ」

    「 コステロだって?知らないな、 エルビスといえばプレスリーだろうよ」












    アニはどんな猫だったのか その壱

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      アニはどんな猫だったか、アニはオス猫で、わりと頑固なところのある猫でした。
      抱っこはさせてくれるのですが、それはほんのわずかな時間だけで、

      すぐに嫌がってしまいます。触れさせてくれても、それが2度、3度となると
      手をちょっと噛まれてしまったり、

      やはりオスなので、こちらの良いようにはしてくれません。

      でも少し寒い時やなんかは、抱っこでしてもちょこんと肩の上に
      首をひょいとおいて、体をくっつけてじっとしていました。

      性格はおとなしいほうだったと思いますが、
      わりと音には敏感で、繊細なところがありました。

      私が大きな音を立てたりしても、とくに嫌な顔はしないのですが、

      妻が例えばサッカー日本代表の試合を見ていて、思わず大きな声をだしてしまったりすると、つかつかとやって来て、ジロリと妻を見上げて、気に食わなそうな目で
      見つめます。

      その後ふたたび妻が大きな声を出そうものなら、

      アニは構わずに、キャッと言いながら飛びかかって噛み付いていました。
      そういうところはわりに敏感だったのです。

      私がギターを弾いているときは、特に嫌な顔もせず、わりにそばまで来て聴くとも
      聴かないともつかない感じでじっとしていました。

      まあ、ほとんどガットギターだったからそれほどうるさくもなかったのでしょう。

      しかしリード系の楽器、たとえば鍵盤ハーモニカなどの類には
      耳に触るようで、すぐに抗議の声をあげていました。

      アニに文句を云われないように、これらの楽器を練習するのはかなり難しいもの
      がありました。




      アニはどんな猫だったのか その壱

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        アニはどんな猫だったか、アニはオス猫で、わりと頑固なところのある猫でした。
        抱っこはさせてくれるのですが、それはほんのわずかな時間だけで、

        すぐに嫌がってしまいます。触れさせてくれても、それが2度、3度となると
        手をちょっと噛まれてしまったり、

        やはりオスなので、こちらの良いようにはしてくれません。

        でも少し寒い時やなんかは、抱っこでしてもちょこんと肩の上に
        首をひょいとおいて、体をくっつけてじっとしていました。

        性格はおとなしいほうだったと思いますが、
        わりと音には敏感で、繊細なところがありました。

        私大きな音を立てたりしても、嫌な顔はしないのですが、
        妻が
        例えばサッカー日本代表の試合を見ていて、思わず大きな声をだしてしまったりすると、つかつかとやって来て、ジロリと妻を見上げて、気に食わなそうな目で
        見つめます。

        その後ふたたび妻が大きな声を出そうものなら、

        アニは構わずに、キャッと言いながら飛びかかって噛み付いていました。
        そういうところはわりに敏感だったのです。

        私がギターを弾いているときは、特に嫌な顔もせず、わりにそばまで来て聴くとも
        聴かないともつかない感じでじっとしていました。

        まあ、ほとんどガットギターだったからそれほどうるさくもなかったのでしょう。

        しかしリード系の楽器、たとえば鍵盤ハーモニカなどの類には
        耳に触るようで、すぐに抗議の声をあげていました。

        アニに文句を云われないように、これらの楽器を練習するのはかなり難しいもの
        がありました。




        "うつくしい人"

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           また、新しい楽曲をアップロードしました。"うつくしい人"という曲です。


          この曲は2012年の初頭ごろに書いて、つい先ごろまで、
          少しずつレコーディングしたり、ミックスしてきました。

          シンセベースの音色や、ドラムの打ち込みの感じなど80年代的な感じを
          ちょっと目指してみました。

          また、琴の音のリードを使ってソロを弾いてみました。

          自分としては使っている音の数が増えてきたので、ミックスは
          なかなか大変でしたが、よい勉強にもなりました。うまく行っていると良いですが。



          さあ、残りのミックスもがんばろう(^_^;)

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