奄美大島へ

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    奄美大島の旅 その一

    熊本の祖母の事が気にかかりますが、
    妻の両親のふるさとである奄美大島に、墓参りを兼ねて行ってきました。

    4月の半ばで、島は季節はこれからだんだんと夏に向かって
    暑くなろうという頃でしょうか、



    日差しはそれほど強くなく、お天気にも恵まれて美しいビーチを歩いたり
    シマ料理を堪能したり、南国の野鳥や木々を眺めたり

    そしてシマ唄をバックに黒糖焼酎を頂いたりしました。


    私は島を訪れる度に、とても盛んな島の音楽に触れる事が
    とても楽しみなのですが、(奄美大島では、子供たちも上手にシマ唄を歌います)

    島に来たら必ず訪れる
    名瀬にあるセントラル楽器で、地元で録音されるシマ唄や若い人たちの
    演奏する音楽を薦めて頂きましたが、やはりシマ唄の第一人者の坪山 豊さん
    のCDを購入しました。



    そのあと三線や太鼓を手作りしているすばらしい工房の福盛堂さんの店先を
    覗いて、この太鼓はいくらですか?三線は高いですね?などと生意気な事を
    言っていたら、

    「あんた三線やりたいとね?」と店主の盛さんと、シマ唄演者の方に
    お声を掛けていただきました。
    お話を伺っていると、シマ唄について教えてもらい、
    実際に三線を持たせていただき、しばし手ほどきも受けました

    そしてとても達者なシマ唄をご披露して頂ました。

    聞けば前出のシマ唄第一人者、坪山 豊さんの数あるお弟子さんのひとりの方でした。
    お名前はきかせて貰えませんでしたが今はシマ唄の講師をされているとの事
    、とても素敵な三線と唄でした。

    数あるシマ唄奏者の中でも、坪山さんは聴いていて飽きる事がない、自分もそうした表現に
    少しでも近づきたいと仰っていた事がとても印象的でした。


    現在80歳を越える坪山さんですが、昨年脳梗塞を起こして現在療養中との事、
    ファンとして一日も早いご回復をお祈りしたいと思います。


    坪山さんの作品は、前出のセントラル楽器が収録したものが、私の知っている限り
    4枚あります。どれもとてもすばらしいです。

    坪山さんは伝統的なシマ唄の演者でありながら、
    、エレキギターやアフリカンパーカッションのコラボを進めたりと、
    新しいシマ唄を創造し、次の世代へ受けついでいこうとする気概を感じます。

    もともと一般的に奄美のシマ唄は、沖縄民謡と比べてもブルージーで、
    哀愁に満ちたものですので、
    私にはブルースやR&Bとても近いと思っているのですが、

    坪山さんはそうした本来のシマ唄の表現を極めつつ、
    琉球のリズムや音階も一部取り入れ、
    本人曰く「百年先へ唄い継ぐ」シマ唄の幅広い表現を行っているところに特徴があると思います。










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